40代主婦 新米社会福祉士の奮闘記
社会福祉士

社会福祉士を目指した理由

Hiro

こんにちは。
新米社会福祉士 Hiroです。
今日は、私が福祉系大学を目指した理由や、通信制の専門学校について書いていこうと思います。

大学時代

なぜ福祉系大学を選んだのか?

自己紹介にも書いてますが、私は福祉系大学を20年前に卒業してます。

そもそも、なぜ私が福祉系大学を選んだのか?から遡ってみたいと思います。

Hiro
Hiro

特にやりたいこともないし、母の言うように資格でも取れる大学を目指すか!

ズバリ、文系で資格が取れる大学を目指したのが、福祉系大学を選んだ一番の理由です。

10代後半で、自分のやりたいことが明確な若者の方が少ないと思うのですが、ご多分に漏れず、私も将来どんな仕事に就きたいのか、何をしたいのか、全くと言っていいほど分からず、進路に迷う高校生の一人でした。

私の母は医療系の資格を持っており、結婚前は病院で働き、私が中学生になった頃に再就職してます。

当時、母は「女性は資格をもっているといいよ。結婚や出産で辞めたとしても、また働きやすい」というようなことをよく言ってました。

自身の経験から資格の有用性を痛感していたのでしょう。

事実、資格があったからこその再就職で、時給も平均より高かったはずです。

そんな母の台詞が頭の片隅に残っており、何となく母と同じ医療系に行けたらいいな~なんて思っていたのですが、壊滅的に数学が出来ず、高2の夏に文転します。

文系で資格が取れるところ、、、

自分なりに検索ししてみると心理と福祉がヒットしました。

実は、最初に目指したのが心理学部だったのですが、心理学部はどこも偏差値が高く、私の学力では到底及びませんでした。

と言う訳で、何となく選んだ社会福祉の道。

明確な目標もなく入った大学では、無駄に四年間を過ごしてしまいます。

楽しい大学生活

さて、晴れて大学に入学すると、浮かれポンチ丸出しで、憧れのキャンパスライフを満喫し始めた私。

バイトで得たお金で楽しく遊び、海外旅行に行ったり、彼氏と遊んだり、、、

今思い返しても、それはそれで楽しかったし、当時は何の疑問もなかったので仕方ないのですが、やっぱり思います。

Hiro
Hiro

もっと真面目に勉強しておけばよかった、、、

まさか自分が卒業後20年経ってから、再び社会福祉士を目指すなんて、当時は全く想像できませんでした。

だからこそ、心底思うのです。

勉強は大事!!!

声を大にして息子に言いたい。

こうして私が40代でもう一度、国家資格取得を目指して、無事に合格できたのも基礎学力があったからだと思います。

高校も大学時代も決して優秀な生徒ではなかったけど、単位を落とすこともなく、卒業だけはしました。

大分話が逸れましたが、そんなこんなで、一年、二年と楽しく過ごし、ついにやってきた実習。

私が選んだのは、高齢と障害児の施設。

どちらも一週間ぐらいという短い期間だったと思いますが、そこで大きな挫折を味わいます。

他害の対応に悩み、福祉を諦める

福祉系大学を選んでおきながら、それまでボランティアもしたことなければ、障害者と接したこともなかった私は、初日から大きな戸惑いと衝撃を受けます。

高齢者の施設では、他の学生が実習に来ていたので、見よう見まねで何となくやり過ごすことができました。

しかし、障害児の施設では、ある男の子の他害の集中攻撃を受けてしまい、毎日のように引っ掻き傷をつくる羽目になってしまいました。

その子の障害が何だったのか覚えてませんが、言葉によるコミュニケーションが取れない子でした。

他害が出てしまう方の多くは、自分の思いが上手く相手に伝わらないことが大きな要因ではないでしょうか。

息子が暴力に支配されていた時も、言葉で伝えるという手段を失っていたように思います。

新米社会福祉士の私は、知識も経験もまだまだですが、例えば、言葉によらないコミュニケーションで代表的なのは絵カードでしょうか。

最近、知ったのはこちらPECS

テレビのニュースでも紹介されてました。

20年前、他の職員がこの男の子とどうやってコミュニケーションを取っていたのか、全く記憶にありませんが、少なくとも他害を辞めさせるという方針ではなかったと思います。

残念ながら、私の腕は傷だらけで、帰ってきてはメソメソする毎日。

何とか実習だけは終わらせなければ!と最後の方はやっつけ仕事で、実習が終わるころには

Hiro
Hiro

無理だ、自分には福祉は向いてない。4年次は実習なしでいこう!

とアッサリ福祉の道を諦め、一般企業への就活を始めるのでした。

とは言え、ちょうど就職氷河期真っ只中だった当時、当然、就職活動も難航し、何社も落ちて精神的にズタボロになるのでした。

今の売り手市場が羨ましい限りです。

SSWの存在を知る

不登校初期から、SCには継続的に相談していましたが、実はSSWの存在は全く知りませんでした。

子どもたちの学校に来ていることすら知りませんでした。

恐らくSSWの認知度って、まだまだこの程度ではないでしょうか?

SCとSSWの違いさえ、学校の先生も知らない人が多いと思います。

ある時、私は何かの用事で学校にいました。

すると、「今日はちょうどスクールソーシャルワーカーさんが来てるから」と言ってSSWを紹介されました。

息子の暴力に辟易していた私は、「また一から話すのは面倒だな」と思い、正直、気乗りしなかったのですが、断る理由もないのでお会いすることに。

とりあえず、挨拶して今困っていること(暴力)について話して、その日は終わりました。

そうして、SSWとはその日以降、面談することはなかったのですが、SCが翌年から産休に入ることになり、私はSSWと一年間面談をすることになったのです。

面談を通してSSWという仕事は、社会福祉士や精神保健福祉士の資格が必要であることを知ります。

また、あれだけ自分には向かないと思っていた福祉の仕事に段々と興味が湧いてきました。

Hiro
Hiro

もしかしたら今の自分なら出来るかも?

でも、もう40過ぎてるし、息子は不登校だし、、、

思い切ってSSWに自分の気持ちを打ち明けてみると「40代なんてまだまだ若いよ。ぜひチャレンジしてみて!」と背中を押してもらいました。

そうとなったら、早い!

私は4年次の実習に行ってないので、短期の養成校に通わなくてはいけません。

調べてみると関東には何校かあります。

資料を取り寄せたり、ネットで比較検討することに。

通信制専門学校選び

社会福祉士の資格を取るには様々なルートがありますが(以下参照)私の場合、福祉系大学卒業の第2号になります。

養成校を選ぶ基準は?

授業料など選ぶ基準は様々ですが、やはり社会人にとって、働きながら勉強するというのはズバリ通いやすさではないでしょうか?

  • 自宅or職場から通える範囲か
  • スクーリングは土日or平日の夜か
  • 教育訓練給付金は使えるのか
  • 実習は分割or一気に終えるか

私は教育訓練給付金の対象外だったため、授業料は自腹を覚悟していたので、あまり重要視しませんでした。

それよりも、子どもたちのことが一番気がかりでした。

当時小5の息子は、不登校歴2年で、なんやかんやと平日もうるさい。

末っ子はまだ小2で、登校渋りも時々あり、グズグズ。

長女は反抗期真っ只中で、下の面倒をお願いできるほど当てにできない。

ついでに主人も単身赴任で居ないし、たとえ帰ってきてても、トラブルメーカーなのでこちらも当てにできない。

でも、ここで諦めたら何も変わらない!!!

実母もできる限り手伝う!と言ってくれたので、思い切ってチャレンジすることに。

結果、スクーリングも実習もとても有意義で貴重な経験となりました。

スクーリングでは、現役バリバリの方から現場のナマの声を聞けたし、実習では自分がどの分野で働きたいのか再確認する良いキッカケとなりました。

もし、今何かにチャレンジすることに躊躇っている方が居れば、ぜひ思い切って一歩踏み出してみることをお勧めします。

大人になってからの学びは楽しいですよ♪

実習はいつにする?

社会福祉士も精神保健福祉士も避けては通れない実習。

しかも今年度からカリキュラムが変わり、180時間から240時間に増えました。

社会人なら、この一か月の実習をどうやって終えるのかが、一番のネックではないでしょうか?

ズバリ、できる限り早く終わらせることをお勧めします。

実習期間中は実習記録とレポート作成に追われて、受験勉強はほぼできませんでした。

割り切って実習のみに集中して、実習を終えてから本腰入れて試験勉強するのが一番だと思います。

ちなみに私は5月入学で、8月から週3回、約2ヶ月で実習を終えました。

私が選んだ養成校は、週2日からの実習がOKで、個人的にはそこが決め手となりました。

社会人は特にそうだと思いますが、一か月丸々休むのはほぼ不可能ではないでしょうか?

ずっと専業主婦だった私も、週5日で末っ子を預けるのには抵抗がありました。

ちなみに、私の通っていた学校は、アルファ医療福祉専門学校というところです。

先生方が言うには「受験資格が得やすい学校」=卒業しやすいということでした。

試験範囲が非常に広い社会福祉士の勉強と、養成校のレポート作成を同時進行でやらなければいけないので、学校選びは受験資格が得やすいというのもひとつの目安かもしれません。

もし、良かったら見学してみてください。

ABOUT ME
Hiro
Hiro
社会福祉士 / 介護予防プランナー
関東在住の40代、新米社会福祉士ーHiroです。不登校の子どもを抱えながら、40代で一念発起して社会福祉士を取得。地域包括支援センターで介護予防プランナーとして働いてます。いずれは、SSW(スクールソーシャルワーカー)として、悩める子どもたちや保護者に寄り添い、みなさんのお力になりたいと思っています。
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