40代主婦 新米社会福祉士の奮闘記
長男の不登校

悪化していく息子♯1

Hiro

小学校1年生

こんにちは。

新米社会福祉士 Hiroです。

さて、前回は息子が不登校になるまでのことを書きました(詳しくはこちら

今日は、息子が小学校に上がり、夏休み明けぐらいからの変化について書いていこうと思います。

サッカーの練習を嫌がる

幼稚園で習い始めた大好きなサッカーでしたが、卒園するころには、メンバー(保護者)間では、小学校に上がったら、どこのクラブチームに入るかという話題でいつも持ちきりでした。

我が家では、次女が生まれたときに、3人を一手に担うのは無理なので、姉妹は母親である私が、息子は父親である夫が、習い事や勉強などの面倒を見るという暗黙のルールを夫婦で決めました。

というわけで、当然、息子のクラブチームについても、どこにするのかは、主人主導で決めてもらいました。

当時、候補が3つあり、息子が熱望していたチームは保護者の人間関係について良くない噂があったこと、練習場所と時間が一定でないことなどを理由に見送り、本人の希望とは別のチームに入りました。

これが大失敗!!!

最初こそ大人しく主人について練習に行ってましたが、そのうち練習に行くのを嫌がるようになりました。

息子
息子

サッカー行きたくない!嫌だ~!!!

当時、子ども会の役員をしていた私は土日に出ることが多く、子ども3人を主人にお願いしていたのですが、主人から「帰ってこい」というメッセージがよく来てました。

当然、そこには息子がサッカーの練習に行きたがらないので、「助けてほしい」というお願いが込められているのですが、私からすると「知らん、それぐらい自分で何とかしろ」となる訳です。

受話器の向こうから、子どもたちの泣き声や、息子の怒る声が今でも耳に残ってます。

この頃から、息子の怒っりぽいところと、主人に対してだけ横柄で生意気な態度が目立つようになりました。

週末の勉強で癇癪

当時、長女は通信教育のZ会をやっており、長男も同様にZ会をやっていました。

先述の通り、息子のことは主人が見る約束だったので、主人が率先して息子の勉強も見ていたのですが、これがまた毎回カオス。

とにかく、息子が愚図る→怒る→泣くという負のサイクルに陥り、最終的にはいつも「お母さ~ん!!!」と悲痛な叫び声が。

息子
息子

やりたくない!お母さ~ん、助けて!!!

お父さん
お父さん

これが終わるまで、ゲームは出来ないぞ!

私から見ても勉強の量や、やり方(汚いから書き直せ等)が小1には無理があると思っていたので、それとなく主人に伝えましたが、聞く耳を持たず。

主人は一貫して「大した量はやってない」の一点張りでした。

息子は優等生タイプで勉強も特に問題なかったので、通信教育も必要なかったのですが、5分でもいいので、机に向かう習慣がつけばいいなーと思い、やらせていましたが、これも今思えば、親のエゴですね。

学校の勉強についていけているのなら、自宅学習なんて必要なし。

今ならキッパリそう言い切れます。

話は戻りますが、こんな無駄な親子喧嘩がほぼ毎週末繰り広げられ、(ついでに当時は長女と主人も喧嘩ばかり)息子と主人との間を取り持つのに徐々に疲れていく私でした。

最終的には、2年生から学研に通うようになったのですが(親子で勉強は衝突するだけなので、他人様にお願いしようとなり)ここでも、主人の教育パパぶりが発揮。

なぜか、宿題以外のプリントをやらせようとしたり、音読させたりと、まー今思い返してもしつこいの一言に尽きます。

学研の先生にも「お父様は受験を考えていらっしゃるのですか?」と聞かれるほどでした。

私の言うことは聞かない主人だったので、学研の先生に相談して、先生からのメールを読み上げて、何とか主人を息子の勉強から引き離すことに成功。

当時、私が息子から主人の勉強について困っていることを聞き出し、リストにしたのがこちら↓

  • 2階で勉強している時、ドアを閉めるなと言わないでほしい
  • 学校で習うときにもう一度やるから、掛け算九九のシートを見ながら言え!と言うのは止めてほしい
  • 分からないときは、自分から言うので「教えてあげようか」は必要ない

主人は勉強に限らず、先回りするタイプなので、それがこのリストにも出てますね。

今では、息子は自分の気持ちを表現するのが苦手と言われてますが、そんなことありません。

こうやって、聞けばきちんと自分の言葉で伝えられる子でした。

それが後に、暴力に支配され、言葉で伝えることを失ってしまうのです、、、

ついに身体症状!?

一年生の冬頃だったと思います。

息子がしきりに髪の毛やまつ毛を触り、まつ毛の一部が抜けて無くなってしまったのです。

調べてみると抜毛症と出てきました。

以下、抜毛症のチェックリストです。

  • まつ毛、眉毛、毛髪などを抜く
  • 毛を抜いていると落ち着く
  • 圧迫感やストレスを感じると、毛を抜きたくなる
  • 親が止めても、気がつくとまた毛を抜いている
  • 無意識に毛を抜いている
  • 何かから気をそらすときに毛を抜いてしまう

3つ以上当てはまると、抜毛症の可能性があるそうですが、息子は4つ当てはまります。

相変わらず、息子と主人の喧嘩は毎週のようにあるし、その度に息子をなだめ、言い聞かせてましたが、私も段々不安になっていきました。

このままで大丈夫?

こんなやり方おかしくない?

そして、その不安は的中するのです。

息子からのSOS

一年生の冬のある日、息子がいつものように手紙類と一緒に学校でやったプリントを出しました。

いつもサラッと目を通して終わりなのですが、気になるプリントを発見。

それがこちら↓

これを見た瞬間、私は焦りました。

お母さん
お母さん

まずい!1年生にとって、父親がニコニコしている時が、勉強している時なんて絶対おかしい。これは何とかしなければ!

ママ友数人にも相談して、ある人からは「全部あってて」という件も気になるね、と言われました。

そう、後に自閉症スペクトラムの特徴のひとつである完璧主義がここにも表れているのです。

私は主人に今すぐ自宅学習を辞めてほしい!とお願いしました。

しかし、今までと同じく「大した量はやってない」と言うばかりで、真剣に取り合ってくれません。

当時の私は、息子のサッカーを連れて行ってくれている主人に対して、強く言えない傾向がありました。

幼稚園に入園したばかりの次女や、土日の子ども会の役員のことを考えると、週末のサッカーは主人にお願いするしかない=主人のやり方を尊重するのが良い!という遠慮のようなものがありました。

また、主人とはよく子育て方針が合わず、こどもの前でも何度か喧嘩をしていたので、これ以上言い争いはしたくない!という私の平和主義が、家庭内の雰囲気を良くするためという大義名分のもと、より一層強く働いていたと思います。

しかし、毎週末のように勃発する激しい親子喧嘩と息子からのSOS。

どうしたらいいのか、悩みに悩んだ挙句、、、

SC(スクールカウンセラー)に相談することに決めたのです。

ABOUT ME
Hiro
Hiro
社会福祉士 / 介護予防プランナー
関東在住の40代、新米社会福祉士ーHiroです。不登校の子どもを抱えながら、40代で一念発起して社会福祉士を取得。地域包括支援センターで介護予防プランナーとして働いてます。いずれは、SSW(スクールソーシャルワーカー)として、悩める子どもたちや保護者に寄り添い、みなさんのお力になりたいと思っています。
記事URLをコピーしました